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課題解決プラットフォーム
AI研修公開: 2026-05-12最終更新: 2026-10-20更新約9分で読めます

Claude Code MCP一覧と設定|業務導入5ステップ

上田拓哉

上田拓哉(代表取締役)課題解決プラットフォーム 代表取締役監修プロフィール

Claude Code(Anthropic CLI)の MCP(Model Context Protocol)は、AIエージェントから外部ツールに安全にアクセスするためのオープンな規格(プロトコル)。本記事では、業務導入する5ステップと、claude mcp add・.mcp.json の設定例、主要な MCP サーバーの公式の接続方法を解説します。

Claude Code MCP とは

MCP(Model Context Protocol)は Anthropic が2024年11月に公開したオープン標準で、Claude をはじめとする AIエージェントから外部ツール・データソースに安全にアクセスするための仕組みです(出典:Anthropic 公式 MCP仕様書)。

従来手法との違い

項目ChatGPTClaude Code
外部ツール連携アプリ(connected apps)と、カスタム MCP サーバーMCP サーバー
つなげる MCP サーバーリモート(公開された HTTPS)のみ。手元のサーバーは Secure MCP Tunnel を使う手元で動かすサーバー(stdio)とリモート(HTTP)の両方
カスタム MCP サーバーを使えるプランBusiness・Enterprise・Edu は書き込みを含む全機能、Pro は読み取りのみClaude Code を使えるプラン(Pro 以上)か API
追加のしかた管理者などが[Plugins]から追加し、ワークスペースに公開claude mcp add の1コマンド、または .mcp.json

出典:OpenAI ヘルプ「ChatGPT でのカスタム MCP サーバーへの接続」、Claude Code 公式ドキュメント「Connect Claude Code to tools via MCP」、Claude の料金(いずれも2026-10-20確認)

MCP の設定の基本(claude mcp add と .mcp.json)

Claude Code では、MCP サーバーを settings.json ではなく、次のどちらかで登録します(Claude Code 公式ドキュメント「Connect Claude Code to tools via MCP」、2026-10-20確認)。

使い方登録のしかた保存先
自分だけ・このプロジェクトだけで使う(既定)claude mcp add~/.claude.json
自分だけ・すべてのプロジェクトで使うclaude mcp add --scope user~/.claude.json
チームで共有するclaude mcp add --scope project、または .mcp.json に直接書くプロジェクト直下の .mcp.json

チームで共有する .mcp.json の例です(GitHub 公式の MCP サーバーと、MCP の参照実装の Filesystem サーバー)。

{
  "mcpServers": {
    "github": {
      "command": "docker",
      "args": ["run", "-i", "--rm", "-e", "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN", "ghcr.io/github/github-mcp-server"],
      "env": {
        "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "${GITHUB_PAT}"
      }
    },
    "filesystem": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-filesystem", "/path/to/allowed/files"]
    }
  }
}
  • GitHub:GitHub が公開する github/github-mcp-server を使います(Docker のイメージ ghcr.io/github/github-mcp-server。個人用アクセストークンは環境変数 GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN で渡す)。以前よく使われた @modelcontextprotocol/server-github は保守を終え、npm でも「サポート終了」と表示されています(いずれも2026-10-20確認)
  • 環境変数:${GITHUB_PAT} のように書くと、.mcp.json は環境変数から値を読みます。トークンをファイルに直接書かないでください
  • Filesystem:/path/to/allowed/files には、読み書きを許すフォルダだけを指定します。MCP の参照実装のサーバーは、機能を示すための参照実装で本番向けの完成品ではない、と公式の README に書かれています
  • Slack:Slack 公式の MCP サーバー(https://mcp.slack.com/mcp)を、Slack のプラグイン(claude plugin install slack)で追加し、OAuth で認証します。ワークスペースの管理者が MCP の連携を承認している必要があります(Slack の開発者向け文書、2026-10-20確認)。以前の @modelcontextprotocol/server-slack も保守を終えています

業務導入する5ステップ

Step 1: 業務要件の整理(30分)

「どの業務を AIで自動化したいか」をリストアップ:

  • エンジニア: GitHub PR作成・コードレビュー・コミット管理
  • マーケ: GA4分析・GSC データ取得・Ahrefs SEO監査
  • 営業: Salesforce / HubSpot のリード管理・メール作成
  • 総務: Notion / Google Workspace の文書検索・要約

Step 2: 必要なMCPサーバーの選定

主要な MCP サーバーの一覧です(提供元の README・文書で2026-10-20に確認)。ほかの MCP サーバーは MCP Registry で探せます。

MCP サーバー提供元役割推奨業務
github/github-mcp-server(Docker か、リモートの https://api.githubcopilot.com/mcp)GitHub 公式GitHub APIエンジニア
Slack の MCP サーバー(https://mcp.slack.com/mcp)Slack 公式Slackコミュニケーション
@modelcontextprotocol/server-filesystemMCP の参照実装ローカルのファイル共通
analytics-mcp(Google Analytics MCP Server・Experimental)Google 公式Google Analytics 4マーケ
google-searchconsole-mcpコミュニティSearch ConsoleSEO
@danielsogl/lighthouse-mcpコミュニティLighthouseパフォーマンス
Maps Grounding Lite(https://mapstools.googleapis.com/mcp)Google 公式Google マップの場所・ルート・天気営業

Google マップの MCP は、以前の @modelcontextprotocol/server-google-maps が保守を終えたため、Google Maps Platform の Maps Grounding Lite を載せています。使うには、Google Cloud のプロジェクトで Maps Grounding Lite API を有効にし、API キーか OAuth のクライアントを用意します(Google の文書、2026-10-20確認)。

Step 3: Claude Code への登録

各 MCP サーバーの公式の README に従って登録します。例えば Google 公式の Google Analytics MCP Server は、README に Claude Code 用のコマンドが載っています(2026-10-20確認)。

claude mcp add analytics-mcp \
  --scope user \
  -e "GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS=PATH_TO_CREDENTIALS_JSON" \
  -e "GOOGLE_PROJECT_ID=YOUR_PROJECT_ID" \
  -- pipx run analytics-mcp

事前に pipx を入れ、Google Cloud のプロジェクトで Google Analytics Admin API と Data API を有効にし、読み取り専用のスコープ(analytics.readonly)を含む認証情報(ADC)を用意します。

重要: API キー・トークンはファイルに直接書かず、環境変数で渡します(.mcp.json は ${変数名} で環境変数を読めます)。鍵のファイルを手元に置く場合は、ファイル権限を 600 にします。

Step 4: 接続の確認

ターミナルで claude mcp list を実行するか、Claude Code の中で /mcp を開いて、接続できているかを確かめます。プロジェクトの .mcp.json に書いたサーバーは、初めて使うときに承認が必要です。Claude Desktop で使う場合は、設定ファイル(claude_desktop_config.json)を保存してからアプリを再起動します。

Step 5: 動作確認とプロンプト設計

接続テスト:

  • 「GitHub の組織 X のPR一覧を取得して」
  • 「Slack の #general チャンネルに『お疲れさまでした』と送って」
  • 「GA4 で過去7日のセッション数を出して」

プロンプトテンプレートを業務別に作成し、CLAUDE.md(チーム共有ファイル)に記載すると効率化が加速。

法人活用の3パターン

以下はチーム構成ごとの MCP の組み合わせ例(モデルケース)です。削減時間は想定の目安で、実際の効果は業務量や運用によって変わります。

パターン1: エンジニアチーム(5名規模)

  • GitHub + Slack + Filesystem MCP
  • 月20〜40時間の削減(PR作成・コードレビュー・PRノート生成)

パターン2: マーケチーム(3名規模)

  • GA4 + Search Console + Ahrefs + Lighthouse MCP
  • 月15〜30時間の削減(SEO監査・週次レポート自動化)

パターン3: 営業チーム(10名規模)

  • Salesforce / HubSpot MCP + Slack + Filesystem
  • 月30〜60時間の削減(提案書作成・顧客情報更新)

セキュリティの注意点

  1. アクセストークンの最小権限: 必要な操作だけに限定
  2. MFA 強制: 各サービスで二要素認証
  3. 監査ログ: GitHub Audit Log・Slack Audit Log を有効化
  4. 書き込み権限の慎重設定: 本番環境への直接書き込みは別承認フロー
  5. チーム共有時の認証: 個人トークンではなく、Service Account / Bot Token を使用

当社の Claude Code 業務導入支援

当社の Claude Code 業務導入研修では、次の内容で MCP の業務導入を支援します:

  • 4つの研修(環境構築・MCP連携・業務別プロンプト設計・チーム展開とセキュリティ。合計10〜20時間)
  • settings.json の設定代行(Claude Code の権限などの設定。業務要件のヒアリング込み)
  • 主要MCPの接続テスト・初期設定(GitHub・Slack・GA4・GSC など)
  • 業務プロンプト集(テンプレート)
  • 3ヶ月のフォローアップ

330,000円〜(税抜・10〜20時間のプログラム)。合計10〜20時間のプログラムのため、人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)の対象になり得ます(合計10時間に満たない半日・1日の研修は対象外。支給の可否・金額は審査で決まります)。settings.json の設定代行など訓練以外の費用は対象外になり得るほか、助成金は訓練後の支給申請・審査を経て支給されるため、それまでは費用の立て替えが必要です。令和8年8月3日の改正で、同コースでは汎用的なプロンプトの作り方など、職務に間接的に必要な内容や職業人に共通する内容の訓練が対象外になったため、最終判断は労働局への事前相談をおすすめします。当社は申請の代行をしていません(申請書類の作成・提出の代行は社会保険労務士にご依頼ください)。

参考文献

あわせて読みたい

この記事は株式会社課題解決プラットフォームが2026-05-12に公開し、2026-10-20に内容を更新しました。料金と契約条件は、AI研修の料金表が最新です。

よくある質問

Q.Claude Code MCP とは何ですか?

MCP(Model Context Protocol)は Anthropic が2024年11月に公開したオープン標準で、Claude Code(CLIエージェント)から外部ツール(GitHub・Slack・データベース・社内システム等)に安全にアクセスするためのプロトコルです(出典:Anthropic公式 MCP仕様書)。Claude Code では claude mcp add コマンドか、プロジェクト直下の .mcp.json に MCP サーバーを登録すると、Claude がそのツールを操作できるようになります。

Q.業務でClaude Code MCPを導入するメリットは?

①GitHub のPR作成・コードレビュー自動化、②Slack 通知送信・スレッド検索、③GA4 / Search Console データの自動分析、④Google Drive / Notion 内文書のAI検索、などを、ツールの画面を行き来せずに Claude から直接実行できるようになります。業務の種類ごとに自動化できる範囲は、本文の「法人活用の3パターン」で整理しています。

Q.Claude Code の MCP の設定はどこに保存されますか?

自分だけで使うサーバーはホームの ~/.claude.json、チームで共有するサーバーはプロジェクト直下の .mcp.json に保存されます(claude mcp add の既定は、そのプロジェクトだけで自分が使うローカルスコープ)。settings.json には MCP サーバーの一覧は書かず、.mcp.json のサーバーの承認や、使ってよいサーバーの許可・禁止などを書きます。Claude Desktop の設定ファイル(macOS は ~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json、Windows は %APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json)は Claude Code とは別で、Claude Desktop に登録済みのサーバーは claude mcp add-from-claude-desktop(macOS と WSL)で取り込めます(Claude Code 公式ドキュメント、2026-10-20確認)。

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