ショート動画のサイズはYouTubeの場合1080×1920ピクセル・9:16(縦型)が基本です。本記事では、YouTubeのヘルプで確かめられる条件と、それに合わせた撮影・書き出しの設定例、TikTok/Reelsとのサイズの違い、よくある失敗例を早見表で解説します。「黒帯が出てしまう」「ショートとして扱われない」を防ぐ設定を法人向けにまとめました。
YouTubeショートの条件と書き出し設定の例
YouTubeのヘルプで確かめられる、ショートとして扱われる条件は次のとおりです(YouTubeヘルプのショートの長さと形の案内とGet started creating YouTube Shorts。2026年10月18日に確認)。
| 項目 | YouTubeのヘルプにある条件 |
|---|---|
| 形 | 正方形か縦長 |
| 最大尺 | 3分(180秒)。2024年10月15日以降にアップロードした動画が対象 |
| アップロードできる解像度 | 1080pまで |
この条件に合わせて本記事が使っている書き出しの設定例です。YouTubeが決めた推奨値ではありません。
| 項目 | 本記事の書き出し設定の例 |
|---|---|
| 解像度 | 1080×1920 ピクセル |
| アスペクト比 | 9:16(縦型) |
| ファイル形式 | MP4 / MOV |
| コーデック | H.264 |
| ビットレート | 8〜12 Mbps(本記事では10 Mbps) |
| 音声 | AAC、48kHz、ステレオ |
| フレームレート | 撮影と同じ(本記事の例では30fps) |
なぜ1080×1920なのか
理由1: スマートフォンの画面比率と一致
iPhone・Androidの画面アスペクト比はほぼ19.5:9〜20:9(≒2.2:1)。動画9:16は、これに近い比率で画面いっぱいに表示される。横動画(16:9)だと上下に黒帯が入り、再生効率が落ちる。
理由2: サムネイルの可読性
ショートのフィード上では、動画のサムネイルが小さく表示される。1080pより低い解像度(720p等)では、サムネイルや細かい文字がぼやけて見えやすくなる。
理由3: ショートとして扱われる形にそろう
YouTube は、2024年10月15日以降にアップロードした3分以内の正方形・縦長の動画をショートとして扱う。横長(16:9)の動画はショートとして扱われず、ショートのフィードには出ない。解像度そのものはショートの条件ではないが、ショートでアップロードできる最大は1080pなので、縦の1080×1920で作ると扱いやすい。
撮影時の設定
iPhone の場合
- 設定 → カメラ → ビデオ撮影 → 1080p HD/30fps または 4K/30fps
- 縦持ちで撮影
- 4Kで撮ってあとで1080pに書き出す方が編集自由度が高い
Android の場合
- カメラアプリ → 設定 → 動画解像度 → 1920×1080 (9:16) または 3840×2160 (4K)
一眼/ミラーレスの場合
- 1080p または 4K の縦撮りモード(カメラがサポートしていれば)
- 横で撮って後処理で切り抜く場合は4K以上必須(解像度を犠牲にしない)
書き出し設定(編集ソフト別)
Adobe Premiere Pro
- シーケンス: 1080×1920、30fps
- 書き出し: H.264、ビットレート10〜12Mbps
CapCut(無料・人気)
- 比率: 9:16
- 解像度: 1080p
- フレームレート: 30fps
iMovie
- プロジェクト設定: 9:16
- 解像度: 1080p
TikTok / Reels との違い
| 項目 | YouTube ショート | TikTok | Instagram Reels |
|---|---|---|---|
| 推奨解像度 | 1080×1920 | 1080×1920 | 1080×1920 |
| 最大尺 | 3分 | 公式ヘルプに数字の記載なし | 20分(3分を超えると新しい人へのおすすめに出ない) |
| 目安の尺(本記事の見立て) | 15〜30秒 | 15〜60秒 | 15〜30秒 |
| 見られ方の特徴(本記事の見立て) | 検索流入 強 | おすすめ(For You)中心 | 検索流入 中 |
3プラットフォーム共通で1080×1920使い回しは可能。ただし冒頭3秒のフックは媒体別に作り分けが推奨。
よくある失敗
失敗1: 横動画(16:9)をそのままアップ
ショートとして扱われず、通常の動画として公開される。ショートのフィードには出ない。
失敗2: 4Kで撮ったが書き出しを 1080p に変換せず原寸アップ
ファイルが大きくなり、アップロードに時間がかかる。ショートでアップロードできるのは1080pまでのため、書き出しの段階で1080pにそろえておく。
失敗3: 上下に文字(テロップ)を画面端ギリギリに配置
UI(再生バー・いいねボタン)に隠れる。上下150px は安全マージン として空ける。
法人活用の3ポイント
- 店頭・商品紹介を15秒尺で量産: 1日5本×30日 = 150本/月の発信源に
- 既存横動画の縦切り抜き: 1本の撮影で3媒体配信
- AIサムネイル生成: 画像生成AIで案を量産→クリック率を比べて改善
まとめ
YouTubeショートで技術面をそろえる基本は「1080×1920・9:16・1080p」。これで画面サイズや黒帯の問題は避けられます。再生数は内容や見る人によって変わるため、サイズをそろえたうえで「冒頭3秒のフック」「キャプション」「投稿時間」を見直しながら改善していきます。
当社の動画制作は、単発のショート1本150,000円〜、月額ライト450,000円/月(月4本)から対応しています(税抜)。月額プランには、Instagram・TikTok向けの調整(尺・文字の位置)が含まれます。
参考文献
- YouTubeヘルプ(ショートの長さと形)・YouTubeヘルプ「Get started creating YouTube Shorts」(2つのページで、最長3分、2024年10月15日以降の正方形・縦長の動画、アップロードできる解像度は1080pまで。2026年10月18日確認)
- Instagram ヘルプ「Instagramでリール動画を撮影する」(最大20分。3分を超えるリールは新しいオーディエンスにおすすめされない。2026年10月20日確認)
- TikTok サポート「投稿を作成する」(「動画の最大再生時間を選択」とあり、上限の数字は載っていない。2026年10月20日確認)
- DJI Osmo Pocket 4 Specifications