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株式会社課題解決プラットフォーム
AIO対策2026-07-30最終更新: 2026-07-309分で読めます

AI検索経由の問い合わせを計測する方法|GA4のAIチャネル設定と見るべき指標

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上田拓哉

上田拓哉

監修

株式会社課題解決プラットフォーム 代表取締役

複数事業の経営経験を持つ実践者。SEO対策をベースに、AI検索(ChatGPT・Perplexity・Google AI Overview)で「選ばれる情報源」になるためのAIO対策を研究・実践中。

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AI検索経由の問い合わせは、GA4のカスタムチャネルグループに「AI検索」チャネルを作成し、chatgpt.com・perplexity.ai・gemini.google.comなどの参照元を割り当てれば計測できます。あわせて問い合わせフォームの送信をキーイベントとして登録すれば、「AI検索から来て問い合わせた人」の数を月次で追えるようになります。 当社(株式会社課題解決プラットフォーム)のAIO対策(診断100,000円・スタンダード250,000円/月、税抜)でも、この設計を効果測定の土台にしています。本記事では、GA4の設定手順と見るべき指標、計測の限界までを実務目線で解説します。

AI検索経由の問い合わせ計測とは

AI検索経由の問い合わせ計測とは、ChatGPT・Perplexity・GeminiなどのAIサービスに表示されたリンクをクリックして自社サイトに訪れたユーザーが、問い合わせフォームの送信まで至った件数を、アクセス解析ツールで把握することです。

AI検索からの流入は、GA4の初期設定では「Referral(参照)」や「Unassigned(未割り当て)」に混ざって表示されます。つまり、何もしなければ「AI経由でどれだけ問い合わせが来ているか」は見えません。逆に、参照元の割り当てルールを一度作ってしまえば、以降は通常のチャネル別レポートと同じ感覚でAI検索の貢献を確認できます。

AIO対策(AI検索最適化)に投資するなら、この計測整備は最初にやるべき仕事です。施策の良し悪しを判断する物差しがないまま改善を続けるのは、体重計なしでダイエットするようなものだからです。

GA4でAI検索チャネルを設定する方法

設定作業は「主要AIサービスの参照元を把握する」「カスタムチャネルグループを作る」の2段階です。順に進めます。

主要AIサービスの参照元一覧

GA4でAI検索チャネルを定義するために、まず「どのAIサービスがどの参照元(source)で記録されるか」を押さえます。代表的なものは次のとおりです。

AIサービスGA4上の参照元(source)補足
ChatGPTchatgpt.com旧ドメインのchat.openai.comが残る場合もある
Perplexityperplexity.ai回答に出典リンクが表示されやすくクリックも発生しやすい
Geminigemini.google.comGoogleアカウント連携のAIサービス
Microsoft Copilotcopilot.microsoft.comBing経由(bing.com)で記録される場合もある
Claudeclaude.ai回答内の引用リンクから流入

注意すべきは、GoogleのAIによる概要(AI Overviews)やAIモードからのクリックは、この方法では区別できないことです。これらは通常のGoogle検索として「Organic Search」に計上されます。GA4のAIチャネルで見えるのは独立系AIサービスからの流入であり、AI検索全体の一部だと理解して読む必要があります。

設定手順5ステップ

カスタムチャネルグループの作成には、GA4プロパティの編集者権限が必要です。手順は次のとおりです。

  1. GA4の管理画面を開く:左下の「管理」から、プロパティ列の「データの表示」→「チャネルグループ」を選択します。
  2. 既存チャネルグループをコピーする:「デフォルトチャネルグループ」をゼロから作り直すのではなく、コピーして新しいカスタムチャネルグループを作成します。既存の分類を壊さないためです。
  3. 「AI検索」チャネルを新規作成する:チャネルを追加し、条件を「参照元」が正規表現 chatgpt.com|chat.openai.com|perplexity.ai|gemini.google.com|copilot.microsoft.com|claude.ai に一致、と設定します。
  4. チャネルの優先順位を上げる:チャネルグループは上から順に評価されるため、「AI検索」をReferralより上に配置します。下のままだと先にReferralに分類されてしまいます。
  5. レポートで動作確認する:「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」でディメンションを作成したカスタムチャネルグループに切り替え、「AI検索」行が表示されるかを確認します。

設定後は、月に1回程度、参照元レポートに新しいAI系ドメインが現れていないかを確認し、正規表現に追加していく運用が必要です。AIサービスは増え続けており、定義は一度作って終わりではありません。

AI検索経由の問い合わせ数と見るべき指標

キーイベントはフォーム送信に絞る

流入の分類ができたら、次は「問い合わせ」の定義です。ここで重要なのは、キーイベント(コンバージョン)をフォーム送信完了に絞ることです。

メールリンクのクリックやフォーム入力開始、CTAボタンのクリックまでキーイベントにすると、数字は大きくなりますが「問い合わせ数」としては水増しです。ボタンを押しただけの人と、実際に用件を書いて送信した人は、営業上の意味がまったく違います。計測設計の推奨は次のとおりです。

イベントキーイベント登録扱い
フォーム送信完了(form_submit相当)登録する問い合わせの主指標。報告にはこれだけを使う
フォーム入力開始登録しない改善分析用の参考指標(離脱率の把握)
メールリンククリック登録しない参考指標。送信されたかは不明
CTAボタンクリック登録しない導線の中間指標として別管理

フォーム送信をキーイベントに登録したら、「トラフィック獲得」レポートでカスタムチャネルグループ別のキーイベント数を表示すれば、「AI検索チャネル×問い合わせ数」がそのまま読めます。

見るべき指標:AI検索は「量より質」で評価する

AI検索経由のセッション数は、多くのサイトでOrganic Search全体と比べればまだ小さい数字です。しかし、AIとの対話で課題を整理し終えてから訪れるユーザーは検討度が高く、少ない流入でも問い合わせにつながりやすい傾向があります。だからこそ、評価はセッション数の絶対値ではなく質の指標で行います。

指標見方使い方
AI検索セッション数月次の推移で見る絶対値は小さくてよい。増加傾向かを確認
AI検索経由のキーイベント数フォーム送信数のみ数えるAIO投資の直接成果。月次報告の主役
AI検索のセッションキーイベント率他チャネルと比較するAI経由の「質」を示す。高ければ強化の根拠になる
ランディングページAI検索セッションを着地ページ別に分解どの記事・ページがAIに引用され成果を生んでいるか特定
エンゲージメント時間チャネル別に比較流入の中身が伴っているかの確認

探索レポートでAI流入を深掘りする手順

標準レポートより一歩踏み込む場合は、GA4の「探索」機能で自由形式レポートを作ります。設定は次のとおりです。

  1. 「探索」→「自由形式」を新規作成する。
  2. ディメンションに「セッションのカスタムチャネルグループ」(作成したもの)と「ランディングページ+クエリ文字列」を追加する。
  3. 指標に「セッション」「キーイベント」「セッションキーイベント率」「平均エンゲージメント時間」を追加する。
  4. 行にランディングページ、フィルタでチャネルを「AI検索」に絞り込む。
  5. 期間を「過去3ヶ月」などに設定し、月別の比較で推移を見る。

このレポートで「AIから人が来ているのに問い合わせが発生していないページ」が特定できたら、そのページのCTA・フォーム導線・料金情報の明示を見直します。流入獲得とサイト内導線は別の問題であり、探索レポートはどちらに課題があるかを切り分けてくれます。

成果を生んでいるページが特定できたら、そのページの型(結論先出しの構成・FAQ・具体データの出し方)を他ページに横展開するのが、計測を改善につなげる基本動作です。

計測の限界と安定運用のコツ

見えない流入があることを前提に読む

GA4のAIチャネル計測には構造的な限界があり、これを知らないと数字を読み違えます。

  • 参照元が渡されないケースがある:AIサービスやアプリの実装によっては参照元情報が付与されず、Direct(ノーリファラー)に混ざります。計測できるAI流入は実際の一部です。
  • 回答を読んで検索し直す行動は捕捉できない:AIの回答で社名を知り、後日Googleで指名検索して訪れた場合、記録はOrganic Searchです。AI検索の影響を見るには、指名検索の推移(Google Search Console)を併読します。
  • AIに引用されてもクリックされない露出がある:回答内で社名や情報が使われても、リンクが押されなければGA4には何も残りません。引用のモニタリングは別のアプローチが必要です。ツールでの計測方法はAI引用モニタリング・計測ツール比較2026|AI Overview/ChatGPTの被引用を測る方法とおすすめで解説しています。

つまりGA4のAIチャネルは「最低ラインの実測値」です。この数字が毎月伸びているなら、見えない部分も含めたAI経由の影響はそれ以上に大きいと解釈するのが正しい読み方です。GSCやモニタリングと組み合わせた月次レポートの全体像はAIO月次レポートの作り方|Brand Radar/GSC/Ahrefsの統合KPI【2026年5月版】を参照してください。

よくあるつまずきと対処法

計測設定でつまずきやすいポイントを4つ挙げます。

  • 「AI検索」チャネルにデータが入らない:チャネルの評価順位がReferralより下になっているケースが大半です。チャネルグループ内の並び順を確認し、AI検索を上位に移動します。正規表現の書き間違い(ドメインの誤記・余分な空白)もよくある原因です。
  • Unassigned(未割り当て)が増えた:カスタムチャネルグループの条件設計に漏れがあると、既存の分類から外れたセッションが未割り当てに落ちます。デフォルトチャネルグループをコピーしてから編集する手順を守っていれば起きにくい問題です。
  • キーイベントが二重計上される:フォーム送信イベントがGTMとGA4拡張計測の両方で発火していると、問い合わせ数が実際の2倍になります。サンクスページ表示とフォーム送信イベントのどちらか一方に統一します。
  • 月の途中で設定を変えて前後比較が壊れる:チャネル定義やキーイベントの変更は月初に行い、変更日をメモとして残します。定義が変わった月の前後比較は参考値として扱います。

問い合わせフォームが外部サービス(別ドメイン)の場合は、クロスドメイン計測の設定も必要です。ここが漏れていると、フォーム到達時に参照元が上書きされ、AI検索経由の問い合わせが正しく紐づきません。

月次で回す計測運用チェックリスト

計測は作って終わりではなく、月次の点検で精度を保ちます。毎月のレポート確認時に次の6項目を回してください。

  1. 参照元レポートに新しいAI系ドメインが出ていないか確認し、あれば正規表現に追加する。
  2. AI検索チャネルのセッション数・キーイベント数・セッションキーイベント率を前月と比較する。
  3. AI検索経由のランディングページ上位5つを確認し、引用されているページの変化を見る。
  4. Google Search Consoleで指名検索(社名・サービス名)の表示回数とクリック数の推移を確認する。
  5. フォーム送信キーイベントの計測が正常に動いているか、当月の実問い合わせ件数と突合する。
  6. 気づき(伸びたページ・新しい参照元・質の変化)を1行でも記録し、翌月の改善テーマにつなげる。

特に5番の「実件数との突合」は重要です。計測数値とメール受信箱の実件数がずれていれば、設定のどこかが壊れています。ずれに早く気づける体制が、数字への信頼を支えます。

社内報告は3つの数字に絞る

社内への月次報告は、AI検索セッション数・AI検索経由のフォーム送信数・セッションキーイベント率の3つに絞ると伝わります。細かい指標を並べるより、「AI経由の問い合わせが今月は何件で、先月から増えたか減ったか。質は他チャネルと比べてどうか」という一文に落とし込むことが、経営判断に使われるレポートの条件です。ここに「計測できない流入が別にある」という注記を毎回添えれば、数字の過小評価も防げます。

まとめ|計測を整えた上で、引用される側に回る

AI検索経由の問い合わせは、GA4のカスタムチャネルグループとフォーム送信キーイベントの2点を整備すれば今日から計測できます。数字は小さくても質が高いのがAI検索流入の特徴であり、セッションキーイベント率とランディングページで質を評価し、成果ページの型を横展開していくのが実務の流れです。

そして計測はあくまで土台です。成果を伸ばすには、AIに引用されるコンテンツ構造への改善、つまりAIO対策そのものが必要になります。当社は約540ページの自社サイトを実験台に改善と計測を回し続けており、その手法をAIO対策サービス(/aio/)として提供しています。料金は診断100,000円(一括)、継続支援はスタンダード250,000円/月・プレミアム500,000円/月+初期150,000円〜(税抜・契約は最低6ヶ月、以降1ヶ月単位の自動更新)です。自社の現状を手軽に確かめたい場合はAIO対策チェックリスト(/tools/aio-checklist/)もご活用ください。

「自社サイトはAI検索からどれだけ流入しているのか」「計測設定を確認してほしい」といったご相談は、初回30分無料・オンライン対応・秘密厳守で承ります。お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。

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この記事のポイント

AI検索経由の問い合わせは、GA4のカスタムチャネルグループに「AI検索」チャネルを作れば計測できます。ChatGPT・Perplexity・Geminiなど主要AIの参照元一覧、設定手順5ステップ、フォーム送信をキーイベントにした問い合わせ計測の設計まで解説。当社AIO対策は診断100,000円・スタンダード250,000円/月です。

この記事は株式会社課題解決プラットフォーム2026-07-30に公開しました。内容の正確性を定期的に確認しています。最新の情報についてはお問い合わせください。

よくある質問

Q.AI検索経由の問い合わせはGA4で計測できますか?

計測できます。GA4のカスタムチャネルグループで、参照元がchatgpt.com・perplexity.ai・gemini.google.comなどに一致するセッションを「AI検索」チャネルとして定義し、フォーム送信をキーイベントに設定すれば、AI検索経由のセッション数と問い合わせ数をレポートで追えます。ただしAIサービス側が参照元情報を渡さないケースがあり、実際の流入は計測値より多い前提で読む必要があります。

Q.Google検索のAIによる概要(AI Overviews)経由の流入は区別できますか?

現状のGA4では区別できません。AIによる概要やAIモードからのクリックは通常のGoogle検索(Organic Search)として計上され、参照元では見分けられないためです。そのためGA4のAIチャネルで捕捉できるのはChatGPT・Perplexity・Gemini・Copilotなど独立したAIサービスからの流入が中心で、AI検索全体の影響はGoogle Search Consoleの表示回数や指名検索の推移と合わせて評価します。

Q.計測を整備するだけでなく、AI検索からの流入自体を増やすには何をすべきですか?

AIに引用されやすいコンテンツ構造への改善が必要です。具体的には、結論を先に書く構成、FAQ・構造化データの整備、事実情報の明確化、llms.txtの設置などです。当社のAIO対策では、AI検索最適化42項目を含む194項目の解決品質基準に沿って改善と計測を一体で支援しています。料金は診断100,000円(一括)、継続支援はスタンダード250,000円/月からです(当社料金表・2026年7月時点)。

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