この記事は業種別の記載例です。 サービス欄が順位に効く理由と設定手順はMEO対策の新常識|GBPサービスが順位に直結をご覧ください。
Googleビジネスプロフィール(GBP)の「サービス」欄は、MEO対策において検索順位に影響することが、2022年以降のテストで報告されています。
GBP「サービス」欄の重要性が急上昇
以前は「サービス欄を追加しても順位に変化はない」とされていましたが、状況は大きく変わっています。海外のSEO会社 Sterling Sky は、2019年のテストではサービスを追加しても順位の変化を確認できませんでしたが、2022年の再テストでは、あらかじめ用意されたサービスを追加すると、そのサービス名の語で順位が上がったと報告しています(出典:Sterling Sky「GBP Services」(2026-09-22 公開の記事・確認日 2026-10-20)。日本では株式会社インフォメーションが2026年3月に note で紹介)。
同じ報告では、順位の変化は24〜72時間で出ることがあるとしています。ただし測り方や対象の数は示されておらず、影響の大きさは業種・地域・語の種類で変わるとされているため、すべての店で同じ期間に変化が出るとは限りません。
Googleのローカル検索アルゴリズムでは、「関連性」「距離」「視認性の高さ」の3要素が順位を決定するとされています(出典:Google ビジネスプロフィール ヘルプ)。サービス欄の設定は、このうち「関連性」を高める直接的な施策であり、検索語句とビジネスの合致度をGoogleに正確に伝える役割を果たします。
サービス欄の正しい設定方法
GBPのサービス欄を最大限に活用するためのポイントは以下の3つです。
| 項目 | 推奨内容 |
|---|---|
| サービス名 | 検索されやすいキーワードを含める |
| 説明文(最大300文字) | 自然な文章で関連語句を盛り込む |
| カテゴリ | Googleが定期更新するカテゴリを3か月ごとに確認 |
設定時の注意点
- 不自然なキーワード詰め込みは逆効果:Googleのガイドライン違反となりペナルティのリスクがあります
- 関連する語にも影響することがある:Sterling Sky の報告では、サービス名そのものの語ほどではないものの、関連する語でも影響が見られたとしています
- 定期的な見直しが必要:Googleはサービスカテゴリを頻繁に更新しているため、3か月ごとの確認が推奨されます
業種別のサービス欄設定例
具体的にどのようなサービス項目を追加すべきか、業種別の例を紹介します。
| 業種 | サービス項目例 | 説明文に含めるべきキーワード |
|---|---|---|
| 美容院 | カット、カラー、パーマ、トリートメント、ヘッドスパ | 髪質改善、ダメージケア、白髪染め、縮毛矯正 |
| 歯科医院 | 一般歯科、矯正歯科、インプラント、ホワイトニング | 保険診療と自費診療の別、予約制、土日診療、駐車場 |
| 工務店 | リフォーム、新築、外壁塗装、キッチンリフォーム | 見積もり無料、地域密着、施工実績 |
| 飲食店 | ランチ、ディナー、テイクアウト、宴会、貸切 | 個室あり、駐車場完備、子連れ歓迎 |
ポイントは、ユーザーが実際にGoogleマップで検索する言葉を意識することです。たとえば歯科医院であれば「歯医者」だけでなく「土日やっている歯科」「駐車場のある歯医者」など、具体的なニーズに対応したキーワードを説明文に含めることで、関連する検索クエリでの表示機会が増えます。ただし、病院・診療所は医療法と医療広告ガイドライン、整骨院・接骨院・鍼灸院は柔道整復師法・あはき法とあはき・柔整広告ガイドラインで、効果や他院より優れているとうたう表現が制限されています。治療院・医院では、診療日・予約制・駐車場のように事実として示せる情報を書いてください(治療院・整体院のMEO対策)。
2026年のMEO対策で押さえるべき3つの施策
サービス欄の整備に加え、以下の施策を組み合わせると効果を高められます。
1. 投稿の定期更新
2025年11月以降、Googleは投稿の公開日時予約機能を追加しました。投稿の頻度が順位にどれだけ効くかを示す確かな出典はありませんが、週1回を目安に続けると、今の店の様子が伝わります。
2. 口コミへの迅速な返信
口コミには、なるべく早く丁寧に返信します。返信の早さが順位にどれだけ効くかを示す確かな出典はありませんが、書いた人と口コミを読む人の両方に、店の姿勢が伝わります。
3. 写真の定期追加
最新の店舗写真やサービス写真を定期的にアップロードすることで、ユーザーの信頼性とGBPの鮮度を同時に高められます。
サービス欄の見直し例
以下は設定の組み立て方の例で、特定の顧客の実績ではありません。上の業種別の設定例にある工務店を例に、見直し前と見直し後の違いを示します。
見直し前:
- サービス項目:「リフォーム」「新築」の2項目のみ
- 説明文:未記入
見直し後:
- サービス項目を8項目に拡充:「キッチンリフォーム」「浴室リフォーム」「トイレリフォーム」「内装リフォーム」「外壁塗装」「屋根塗装」「増改築」「新築」
- 各項目に150〜200文字の説明文を追加
- 説明文には「○○市」「駅から徒歩○分」「見積もり無料」「施工実績」などの検索されやすい語句を自然に盛り込み
サービス欄を細分化して記載すると、多様な検索語句に対応しやすくなります。「○○市 工務店」のような主要な語句だけでなく、「○○市 外壁塗装」「○○市 キッチンリフォーム」のように個別のサービスを探す検索にも、登録した情報を合わせられるためです。
サービス欄とカテゴリの関係
GBPには「メインカテゴリ」と「追加カテゴリ」の設定がありますが、サービス欄はこれらのカテゴリを補完する役割を持っています。
| 設定項目 | 役割 | 設定のポイント |
|---|---|---|
| メインカテゴリ | ビジネスの主業態をGoogleに伝える | 最も検索されるカテゴリを1つ選ぶ |
| 追加カテゴリ | 副業態やサブサービスを伝える | 最大9つまで追加可能 |
| サービス欄 | 各カテゴリ内の具体的なサービスを詳述する | カテゴリごとに5〜10項目を追加 |
Googleはカテゴリ情報をもとに「どの検索クエリに表示するか」を判断しますが、サービス欄の情報によってより細かいキーワードでのマッチング精度が向上します。カテゴリだけでは伝わらない具体的なサービス内容を補足できる点が、サービス欄の最大の価値です。
企業が今すぐやるべきこと
MEO対策は大企業だけのものではありません。地域密着の企業こそ、GBPの整備を集客につなげやすい立場にあります。以下のチェックリストで、今日からサービス欄の整備に着手してください。
- サービス欄にすべてのサービス項目が登録されているか確認する
- 各項目に説明文(150〜300文字)が記載されているか確認する
- 説明文に地域名や具体的なニーズキーワードが含まれているか確認する
- メインカテゴリ・追加カテゴリとサービス欄の整合性を確認する
- 3か月以内にGoogleのカテゴリ更新を確認したか振り返る
サービス欄の設定は無料で、専門知識がなくても自社で対応できます。まずはサービス欄の設定状況を確認し、未設定であれば今日中に追加してください。