株式会社課題解決プラットフォーム
動画制作2026-04-02最終更新: 2026-04-026分で読めます

採用動画の効果|応募数2倍の企業事例と作り方

上田拓哉

上田拓哉

監修

株式会社課題解決プラットフォーム 代表取締役

複数事業の経営経験を活かし、動画マーケティング戦略を設計。中小企業向けにSNSショート動画を活用した集客支援を提供。動画×MEO×AIOの掛け合わせ戦略の提唱者。

著者プロフィール →

採用動画はZ世代の86.6%が就職活動の参考にしており(moovy調査)、適切に制作・活用することで応募数2倍・内定辞退率の大幅削減が実現できる、採用コスト最適化に直結する投資である。


はじめに:なぜ今、採用動画が重要なのか

人材獲得競争が激化するなか、企業の採用広報戦略は大きな転換点を迎えています。求人票・会社説明会・OB訪問といった従来型の採用チャネルに加え、動画コンテンツが採用活動の中核を担うようになっています。

特に2024〜2025年に就職活動を行ったZ世代(1996〜2012年生まれ)の動向を見ると、その傾向は顕著です。採用動画メディア「moovy」の調査では、Z世代就活生の86.6%が就職活動の企業研究にショート動画を活用していることが明らかになっています。

本記事では、採用動画の効果を定量データで解説し、種類別の効果比較・制作費用・成功事例まで詳しくご紹介します。


採用動画の効果:データが示す数字

応募者行動の変化

採用動画が応募者の行動に与える影響は、複数の調査データから裏付けられています。

指標動画なし動画あり変化率
求人ページ滞在時間平均1分12秒平均3分47秒+213%
応募転換率(ページ訪問→応募)約3.2%約6.8%+113%
内定辞退率約28%約17%-39%
入社後早期離職率(1年以内)約22%約14%-36%

(出典:各種採用支援会社調査データの平均値)

Z世代の採用動画への反応

moovy(採用動画プラットフォーム)の2024年調査によると:

項目割合
ショート動画で企業研究をした86.6%
動画で企業への興味が高まった73.2%
動画を見て応募を決めた41.8%
動画の雰囲気と実態の違いで離職を検討38.5%

最後の「雰囲気と実態の違い」のデータは重要で、過度に演出した採用動画は入社後のギャップを生み、逆効果になるリスクがあります。「リアルな社内の様子」を伝える動画の重要性が浮かび上がっています。


採用動画の種類と効果比較

採用動画は目的・ターゲット・使用するチャネルによって複数の種類に分かれます。

採用動画の種類別特徴比較

種類長さ主な用途効果の出やすさ
企業紹介動画3〜5分コーポレートサイト・採用サイト志望度向上
社員インタビュー動画2〜4分採用サイト・YouTube入社後イメージの形成
仕事紹介・職種別動画1〜3分採用サイト・YouTube職種理解・ミスマッチ防止
代表・役員メッセージ動画2〜5分コーポレートサイトビジョン共感・志望度向上
ショート動画(TikTok/Reels)15〜60秒SNS認知拡大・若年層獲得
会社説明会動画(ウェビナー録画)30〜90分採用サイト・LINE詳細理解・応募意欲向上
社員密着動画(1day)5〜15分YouTube・採用サイトリアルな職場理解

採用チャネル別の動画活用効果

チャネル適した動画種類効果測定指標
採用サイト企業紹介・社員インタビュー滞在時間・応募率
YouTube仕事紹介・社員密着・代表メッセージ再生数・チャンネル登録
TikTok/Reelsショート動画・日常紹介リーチ数・プロフィールクリック
LinkedIn企業文化・社員ストーリーインプレッション・応募
LINE(採用向け)説明会案内・FAQ動画開封率・応募転換率
合同説明会ブース仕事紹介・職種別動画ブース滞在時間・名刺交換数

採用動画の成功事例

事例1:製造業 中小企業|応募数2.3倍を達成

企業概要: 金属加工メーカー(従業員80名、地方) 課題: 毎年の採用活動で応募者が少なく、特に若手の理工系学生へのリーチが困難 施策: 現場作業員へのインタビュー動画(3本)+TikTok向けショート動画(月4本)

制作した動画の内容:

  • 入社3年目の現場社員へのインタビュー(「実際どんな仕事?」「休日は?」「給与は?」)
  • 製品が最終的にどんな製品に使われるか見せる「仕事の誇り」動画
  • 工場内の最新設備紹介(「汚い・きつい」イメージの払拭)
指標動画制作前動画制作後(6ヶ月)変化率
年間応募数42名97名+131%
20代の応募割合18%41%+23pt
内定承諾率54%78%+24pt

事例2:IT企業|内定辞退率を47%削減

企業概要: 受託開発IT企業(従業員150名) 課題: 採用活動自体は順調だが内定辞退率が高く、採用コストが膨らんでいた 施策: 内定者向けの「入社後のリアル」シリーズ動画(5本)を作成・LINE配信

制作した動画の内容:

  • 先輩エンジニアのキャリアパス紹介(入社5年目・10年目・15年目)
  • プロジェクト事例の紹介(実際に手がけたシステムの解説)
  • チームの雰囲気・残業実態・リモートワーク環境の正直な紹介
  • 入社前に知っておくべき技術スタック・学習方法の案内
  • 代表からの内定者へのメッセージ動画
指標動画制作前動画制作後変化率
内定辞退率32%17%-47%
採用コスト(年間)約1,800万円約1,050万円-42%

事例3:飲食チェーン|アルバイト採用コストを大幅削減

企業概要: 飲食チェーン(15店舗) 課題: アルバイト採用に求人広告費が月額80〜120万円かかっており、コスト削減が急務 施策: 店舗スタッフへのインタビュー動画(求人サイト・Indeedに掲載)+TikTok採用アカウントの開設

指標施策前施策後(3ヶ月)変化率
求人広告費/月95万円45万円-53%
応募数/月38件71件+87%
採用単価約25,000円約6,300円-75%

TikTokで公開した「バイトの1日密着」動画が学生の間で拡散され、オーガニックな応募が大幅に増加しました。


採用動画の制作費用と選び方

採用動画の費用相場

動画種類制作会社相場当社料金
ショート動画(15〜60秒)1本100,000〜300,000円150,000円〜(税抜)
企業紹介・採用動画(3〜5分)1本500,000〜1,500,000円個別見積
月額ライトプラン400,000〜600,000円/月450,000円/月(税抜)
月額プレミアムプラン800,000〜1,200,000円/月900,000円/月(税抜)

当社月額ライトプランでは、毎月の撮影・編集・SNS投稿管理まで一括して対応します。月額プレミアムプランでは、戦略立案・台本作成・多言語対応・広告運用との連携まで含めたフルサポートをご提供しています。

制作会社を選ぶ際の注意点

チェックポイント確認内容
採用動画の実績採用動画専門の実績があるか(汎用の映像制作と採用動画は異なる)
ターゲット理解Z世代・ミレニアル世代の採用動向を理解しているか
SNS対応力TikTok・Instagram ReelsなどSNS向け縦型動画に対応しているか
効果測定サポート再生数・応募転換率などの効果測定まで支援しているか
修正回数・著作権修正回数の上限・完成後の著作権帰属が明確か

採用動画を作る際の5つのポイント

ポイント1:「きれいすぎる嘘」は逆効果

採用動画の最大の失敗は、過度に演出して実態と乖離することです。Z世代はSNSで日常的に動画を見ており、「作られた感」を敏感に察知します。多少荒削りでも「本音で語る社員の言葉」のほうが信頼されます。

ポイント2:社員の言葉を中心に据える

代表のメッセージより、現場で働く社員のリアルな言葉が応募者に刺さります。特に「辛いこと・課題」にも正直に触れている動画は信頼度が高まります。

ポイント3:職種別に作り分ける

「会社紹介動画1本」で済ませるのではなく、営業・エンジニア・デザイナーなど職種別に作り分けることで、ターゲットに届く確率が上がります。

ポイント4:SNS用縦型動画を必ず含める

TikTok・Instagram Reelsは横型動画ではなく縦型(9:16)が基本です。従来の採用動画を流用するのではなく、SNS専用のショートコンテンツを作成してください。

ポイント5:定期的な更新計画を持つ

「1本作って終わり」では効果が持続しません。月1〜2本の更新スケジュールを設定し、社員の変化・新プロジェクト・季節のイベントなどを継続的に発信することが重要です。


採用動画と採用コストの試算

採用動画への投資対効果を考える際は、「採用単価の削減額」と「内定辞退率の低下による損失回避額」の両面で試算することが重要です。

採用動画投資の費用対効果モデル(中小企業の例)

項目数値
年間採用目標10名
現状の採用単価500,000円/名
現状の年間採用コスト5,000,000円
採用動画制作費(初年度)1,500,000円
動画導入後の採用単価300,000円/名(-40%)
動画導入後の年間採用コスト3,000,000円
1年目の純節約額500,000円(動画費用回収後)
2年目以降の年間節約額2,000,000円

FAQ

Q1. 採用動画はどのくらいの長さが最適ですか?

用途によって異なります。SNS(TikTok・Instagram Reels)では15〜60秒が最適で、60秒を超えると離脱率が急上昇します。採用サイトに掲載する企業紹介動画は3〜5分、社員インタビューは2〜3分が目安です。YouTube向けの深掘りコンテンツ(職場密着・1day動画)は10〜15分まで許容されますが、最初の30秒で「この動画が自分に関係あるか」を明確に伝えることが離脱防止のカギです。いずれの長さでも、最初の3秒にフックとなる映像・言葉を入れることが最重要です。

Q2. 採用動画に社員を出演させる際の同意・注意点は何ですか?

出演する社員には必ず書面での肖像権使用同意書を取得してください。同意書には「使用目的・使用媒体・使用期間」を明記します。動画公開後に退職した社員の映像は原則として掲載し続けることが可能ですが、プライバシー上の問題が生じた場合に速やかに対応できる体制を整えておくことが重要です。また、出演を強制するような雰囲気を作らないよう、自発的な参加を促す社内コミュニケーションが大切です。

Q3. 採用動画の効果をどう測定すればよいですか?

測定すべき指標は、「認知段階」「興味段階」「行動段階」に分けて設定します。認知段階では動画再生数・SNSリーチ数、興味段階では採用サイトへの流入数・滞在時間・社員インタビューページのクリック率、行動段階では応募数・採用媒体別の応募転換率・内定承諾率・入社後離職率を追います。当社の月額プランでは、これらの指標を月次レポートとしてご報告し、次月の改善施策に反映しています。

Q4. 予算が限られている場合、どの動画を優先すべきですか?

最も費用対効果が高いのは「社員インタビュー動画」です。プロのカメラマン1名と編集で1本30〜50万円程度で制作でき、採用サイトへの掲載・YouTubeでの公開・SNSへの切り出しと多目的に活用できます。次に優先すべきは「ショート動画(TikTok/Reels)」で、スマートフォンのカメラでも制作可能な素材を毎月発信することで、広告費をかけずにZ世代へのリーチを継続的に拡大できます。


まとめ

採用動画は「制作して終わり」ではなく、継続的な発信と効果測定・改善のサイクルを回すことで最大の効果を発揮します。

採用課題推奨動画タイプ期待される効果
応募数が少ないショート動画(TikTok/Reels)認知拡大・若年層リーチ
内定辞退が多い社員インタビュー・1day密着入社後イメージの明確化
採用コストが高いSNS動画でオーガニック集客広告費削減
職種理解が低い職種別紹介動画応募ミスマッチの削減
会社のビジョンが伝わらない代表メッセージ動画志望度・エンゲージメント向上

当社の動画制作サービスでは、採用戦略の設計から撮影・編集・SNS運用まで一貫してサポートします。

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📌 この記事のポイント

採用動画が応募数・志望度に与える効果をデータで解説。Z世代の86.6%がショート動画を参考にする(moovy調査)。採用動画の種類別効果比較、制作費用、成功事例を網羅的にまとめました。

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