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株式会社課題解決プラットフォーム
動画制作2026-03-17最終更新: 2026-09-1510分で読めます

ショート動画のAI無料作成|CapCut・Veoでできる範囲

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上田拓哉

上田拓哉課題解決プラットフォーム 代表取締役監修プロフィール

スマートフォンで撮影した素材とAI動画ツールを組み合わせれば、ショート動画は無料のツールからでも作り始められます。 ただし、無料で使える範囲や利用条件はツールごとに異なり、仕様の変更も頻繁です。

この記事では、2026年9月時点で各社の公式サイト・ヘルプで確認できた情報をもとに、実務で使えるAI動画ツールの料金と機能を比較し、社内でショート動画を作る具体的な方法を解説します。

AI動画編集ツールでできること

AI動画ツールは、動画制作の中でも手間のかかる作業を補助します。

従来の手作業AIによる補助公式に案内されている機能の例
テロップの手打ち音声を認識して字幕を自動生成CapCut「自動キャプション」
不要部分のカット話の間や音楽のビートを検出して自動でカットCapCut「オートカット」
足りないカットの撮影テキストや写真から短い動画クリップを生成YouTube ショートのAI生成機能、Runway
写真の動画化手持ちの写真をもとに動きのある動画を生成YouTube ショート「写真から動画生成」

作業時間がどれだけ減るかは、素材の量や編集内容、担当者の慣れによって変わります。自動で作られた字幕やカットはそのまま公開せず、人が確認してから公開しましょう。

主要AI動画編集ツール比較

2026年9月時点の主要ツール

ツール名料金主な機能おすすめ用途
CapCut(無料版)0円基本的な編集。有料の機能・素材には「Pro」アイコンが付き、無料で書き出すにはそれらを外す必要がある日常的なショート動画編集
CapCut Pro地域・端末・キャンペーンで異なる(アプリ内のサブスクリプション画面で確認)自動キャプション、カメラトラッキング、AIアバター、AI生成コンテンツ、商用アセットなど字幕付けの効率化、商用素材の利用
YouTube ショートのAI生成機能(Veo・Gemini Omni)無料(公式ブログで無料提供と発表)テキストと最大3枚の参照写真から最長10秒のクリップを生成、写真から動画生成YouTube Shorts向けの補助カット
Runway無料プラン(1回限りの125クレジット)/Standardは年払いで月12ドル(月払いは月15ドル)Gen-4.5などの動画・画像生成モデルイメージ映像・広告素材
Adobe Premiere(単体プラン)3,280円/月(税込・年間プラン月々払い)プロ向けの動画編集ソフト本格的な動画編集

(出典:CapCutヘルプセンター、YouTubeヘルプ、YouTube・Google公式ブログ、Runway・Adobe公式サイト。2026年9月15日確認。料金・機能は変更されることがあります)

CapCutの有料プランには、Proのほかにモバイルでの編集を中心にしたStandardもあります。公式ヘルプでは、最新の価格と機能は地域とプラットフォームによって異なるため、アプリ内のサブスクリプション画面で確認するよう案内されています。

企業におすすめの組み合わせ

予算と目的に応じた3パターンを紹介します。

パターンA:無料で始める

  • 撮影:スマートフォン
  • 編集:CapCut無料版(「Pro」アイコンのない機能だけを使う)
  • AI動画生成:YouTube ショートのAI生成機能(利用条件は後述)

パターンB:字幕付けを効率化する

  • 撮影:スマートフォン
  • 編集:CapCut Pro(自動キャプションなど)
  • AI動画生成:YouTube ショートのAI生成機能

パターンC:広告素材まで作る

  • 撮影:スマートフォン+ワイヤレスマイク
  • 編集:CapCut Pro または Adobe Premiere
  • AI動画生成:Runway(イメージ映像用)

有料プランの金額は、地域や支払い方法、為替によって変わります。契約前に各社の公式サイトで最新の料金を確認してください。

ツール別:具体的な活用方法

CapCut:自動キャプションで字幕付けを効率化

CapCutの自動キャプション機能は、動画内の音声を認識して字幕を自動生成します。

自動キャプションの使い方:

  1. 動画をCapCutに取り込む
  2. 「テキスト」→「自動キャプション」を選択
  3. 言語と音声の元(オーディオトラック)を選んで生成する
  4. 生成された字幕を確認・修正
  5. フォント・色・位置を調整

無料版で使えるか: CapCutの公式ヘルプ(2026年4月)では、自動キャプションはカメラトラッキングやAIアバターと並ぶ「高度なAIツール」として、Proプランの内容に挙げられています。有料の機能や素材には「Pro」アイコンが表示され、Proを契約せずに書き出す場合はそれらを外す必要があります。無料版で使えるかどうかは、アプリ上のアイコンで確認してください。

精度について: 公式ヘルプでも、背景ノイズ、なまり、早口、音質の低さによって単語を誤認識することがあると案内されています。BGMや効果音を入れる前の音声で生成し、固有名詞や専門用語は手で修正しましょう。

YouTube ショートのAI生成機能:写真やテキストから動画を作る

YouTubeアプリのショート作成画面には、テキストや写真から短い動画を生成するAI機能があります。Googleの動画生成モデルは、次のように導入されてきました。

時期公式発表の内容
2025年9月Veo 3 Fast をショートに無料で導入。480p・音声付きのクリップを生成(米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドから提供開始)
2026年1月Veo 3.1 の「Ingredients to Video」(画像素材をもとに動画を作る機能)を、ショートとYouTube Createアプリに導入
2026年5月Gemini Omni を、ショートのリミックス機能とYouTube Createアプリに無料で導入

(出典:YouTube公式ブログ 2025年9月16日、Google公式ブログ 2026年1月13日、YouTube公式ブログ・Google公式ブログ 2026年5月19日)

Google DeepMindのVeoのページ(2026年9月15日確認)では、モデル名はVeo 3.1と紹介されています。一方、YouTubeヘルプには、ショートの各機能にどのモデルが使われているかは書かれていません。モデルは更新されていくため、「どのモデルか」より「どの機能が使えるか」で判断するのが実務的です。

できること(YouTubeヘルプより):

  • テキストのプロンプトと、最大3枚の参照写真から、最長10秒の動画クリップを生成
  • 手持ちの写真を選び、提案されたプロンプトで動画にする「写真から動画生成」
  • ショートの背景(グリーンスクリーン)に使う画像や動画を生成

利用条件: YouTubeヘルプでは、これらは試験運用版の機能で、YouTubeのデバイスの言語が英語に設定されているクリエイターを対象に、ほとんどの国で利用できると案内されています(欧州経済領域などは対象外)。日本語設定のままでは、メニューに表示されない場合があります。

解像度について: Veo 3.1 の1080p・4Kへのアップスケールは、2026年1月の発表時点でFlow・Gemini API・Vertex AIに限られると案内されています。ショート内で生成したクリップを、高解像度が必要な広告素材に使う前提にはしないほうが無難です。

GeminiアプリやFlowで使う場合: Gemini Omni FlashをGeminiアプリやGoogle Flowで使えるのは、Google AI Plus・Pro・Ultraの契約者と発表されています(2026年5月)。開発者向けには、2026年8月27日にGemini Omni 1.1 Flashが発表され、Google AI StudioのGemini APIなどから使えるようになっています。

活用シーン:

  • ECサイトの商品写真を動画化して紹介に使う
  • 施工事例の写真に動きを加える
  • 料理の完成写真から、湯気が立つような演出の動画を作る

商品や施工事例をAIで動かすと、実物と異なる印象を与えるおそれがあります。実物と違う表現になっていないか確認してから公開しましょう。

注意点: YouTubeの生成AIツールで作ったショートは、ツール側でAIの使用が自動的に開示されます(YouTubeヘルプ)。また、Googleのツールで生成した動画には、目に見えない電子透かし「SynthID」が埋め込まれます(Google公式ブログ)。

CapCutのオートカット:長めの素材からカットを作る

CapCutの「オートカット」は、動画と音声を分析して、音楽のビートや話の間に合わせたカットを自動で作る機能です。公式ヘルプ(2026年2月)では、デスクトップ版とモバイル版で使え、ブラウザ版(CapCut Web)では使えないと案内されています。使えるプランはヘルプに書かれていないため、アプリ上の「Pro」アイコンで確認してください。

活用ワークフロー:

  1. まとめて撮影した素材をCapCutに取り込む
  2. オートカットで、話の間や音楽のビートに合わせたカットを作る
  3. 仕上がりを見て、残す部分・削る部分を手で調整する
  4. 素材を複数のショート動画に分け、字幕やBGMを付ける
  5. TikTok・YouTube Shorts・Instagramリール向けに書き出す

1回の撮影から複数本を作れるように、撮影前に話すテーマを区切っておくと編集がスムーズです。

外注とAI自社制作の違い

外注と自社制作では、費用のかかり方と社内の手間が異なります。

項目外注(制作会社・フリーランス)AIツールで自社制作
費用のかかり方1本ごと、または契約ごとに制作費がかかるツールの利用料と、担当者の作業時間がかかる
公開までの時間発注先のスケジュールに左右される社内の都合で調整できる
修正回数や範囲が契約で決まることが多い社内で必要なだけ直せる
自社の手間企画の共有と確認が中心企画・撮影・編集をすべて社内で行う
向いているケース企業紹介や広告など、映像を作り込みたい動画専門知識やよくある質問を、短い動画で続けて発信したい場合

どちらが安くなるかは、制作本数と担当者の時間によって変わります。外注する場合の費用の目安は、動画制作の費用相場(種類別の完全比較表)で解説しています。

社内で作る場合は、映像の作り込みよりも、自社の専門知識やお客様の疑問に答える内容で勝負するのが現実的です。

AI動画制作の注意点

AIに任せてよいこと・任せてはいけないこと

AIに任せてよい(最終確認は人)人間がやるべき
テロップの文字起こし企画・テーマ設定
BGMの選定撮影時のトーク・表情
不要部分のカット専門知識に基づく情報提供
写真の動画化お客様対応・コメント返信
サムネイル生成投稿スケジュール管理

動画マーケティングにおいてAIはあくまで「編集アシスタント」です。コンテンツの核となる企画力と専門知識は、人が担う部分です。

TikTokのAIコンテンツ方針

TikTokは、リアルなAI生成コンテンツにラベルを付けるよう投稿者に求めています。2025年11月には、おすすめフィードに表示されるAI生成コンテンツの量を、視聴者がトピック管理の設定から調整できる機能のテストと、TikTokのツールで作ったAI生成コンテンツなどに見えない透かしを加える取り組みを発表しました(出典:TikTokニュースルーム 2025年11月19日)。

視聴者がAI生成コンテンツを減らす設定にしている場合、AI生成の映像を多用した動画は表示されにくくなることが考えられます。AIツールは字幕付けやカットなど編集の効率化に使い、素材は自社で撮影した実写を中心にするのが扱いやすい方法です。

企業のためのAI動画制作ワークフロー

週間スケジュール例

曜日作業所要時間の割り当て例
月曜今週の動画テーマを3〜5本決める15分
火曜まとめ撮影(バッチ撮影)30分
水曜CapCutで編集(カット・字幕入れ)45分(3本分)
木曜1本目投稿(TikTok)10分
金曜2本目投稿(YouTube Shorts)10分
土曜3本目投稿(Instagram Reels)10分
日曜コメント返信・反応分析15分

上の割り当ての合計は約2時間15分です。実際にかかる時間は、素材の量や編集内容、慣れによって変わります。

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まとめ

AIツールを使えば、ショート動画の制作は外注しなくても社内で始められます。CapCutの無料版とYouTube ショートのAI生成機能を組み合わせれば、ツール代をかけずに試せます。ただし、CapCutの自動キャプションは公式ヘルプでProプランの機能として案内されており、YouTube ショートのAI生成機能には言語設定などの利用条件があります。

まずはスマートフォンで撮影した30秒の動画を1本、CapCutで編集してみてください。自動キャプションを試す場合は、「Pro」アイコンの有無を見て、無料で書き出せるかを確認しましょう。

参考にした公式情報(2026年9月15日確認)

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この記事は株式会社課題解決プラットフォーム2026-03-17に公開し、2026-09-15に内容を更新しました。内容の正確性を定期的に確認しています。最新の情報についてはお問い合わせください。

よくある質問

Q.AI動画編集ツールは無料で使えますか?

無料で始められるツールはあります。CapCutは無料で使い始められますが、公式ヘルプでは自動キャプションなどの高度なAI機能はProプランの内容として案内されており、有料の機能や素材には「Pro」アイコンが表示されます。YouTube ショートのAI動画生成は無料で提供されていますが、YouTubeヘルプでは端末の言語を英語に設定したクリエイターが対象とされています。Runwayには1回限りの125クレジットが付く無料プランがあります(2026年9月時点の各社公式情報)。

Q.AI動画編集で作った動画はTikTokのアルゴリズムで不利になりませんか?

TikTokはリアルなAI生成コンテンツにラベルを付けるよう投稿者に求めており、2025年11月には、おすすめフィードに表示されるAI生成コンテンツの量を視聴者が調整できる設定のテストを発表しています(出典:TikTokニュースルーム)。自社で撮影した実写素材を中心にし、AIは字幕付けやカットなど編集の補助に使うのが扱いやすい方法です。AI生成の映像を使う場合は、ラベル表示のルールを確認してから投稿してください。

Q.動画制作は外注と自社制作のどちらが安くなりますか?

制作本数や社内の体制によって変わるため、一律には言えません。外注は1本ごと、または契約ごとに制作費がかかります。自社制作ではツールの利用料に加えて、企画・撮影・編集を担当する人の時間が必要です。無料のツールでも始められますが、字幕の自動生成などを使うには有料プランが必要な場合があります。外注費用の目安は、別記事「動画制作の費用相場」で種類別に解説しています。

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